町田みんなのお出かけモビリティネット『まちモビ』6月より実証実験スタート

移動支援プラットフォーム「ドコケア」を運営しているケアプロでは、町田市内で訪問看護や運転・移動支援の活動をしているリハラボ、町田ハンディキャブ友の会、町田市交通事業推進課、町田市南第3高齢者支援センター、町田市社会福祉協議会と、まちモビ推進チームを結成し、町田みんなのお出かけモビリティネット『まちモビ』の実証実験を6月より開始します。

 

1.背景・目的

町田市では、高齢化率が27%を超え、外出する方が減少し、高齢者ご本人のQOL低下・地域経済の停滞につながってしまうという懸念がありました。

何故、外出しないのか、その要因の1つとして「移動にまつわる乗り物とヒト(高齢者の付き添い介助者)の情報が点在している」という課題を発見しました。例えば、町田市内には、神奈川中央交通、小田急バス、京王バスなどの多くのバスが走っているため、路線が複雑で、目的地まで行くのにどこのバス停から、どの系統に乗って行けばいいのか迷うこともありました。さらにこのような情報へのアクセスに困っているのは高齢者に限らず全世代に共通していることが分かりました。

そこで、利用者自らが情報を収集し、役立つカタチで発信していくことで、町田市にお住まい・訪れるすべての皆さまに資することを目的といたしました。まずは、バス停の情報を収集し、発信する仕組み(みんなでつくる・つかえるバス停情報『みんバス』)を作っていきます。

 

2.実証実験の概要 〜みんなでつくる・つかえるバス停情報『みんバス』〜

◼ 実証イメージ

◼ 実証目的 :
バス停の行き先、時刻表、所在場所、環境の情報(ベンチの有無や屋根の有無など)を収集し、発信することで、おでかけの機会向上につながるかを検証いたします。

◼ 実証期間 : 2022 年 6 月 3 日~

◼ 実証場所 : 東京都町田市

◼ 対象者 : 町田市にお住まい・訪れるすべての皆さま

◼ 実証内容 :
①バス停情報のサイトを作成し、投稿できる体制を構築します。
②実際に情報を投稿いただき、サイト上のバス停情報を拡充していきます。
③情報をご覧いただいた方にヒアリングをし、定量的な調査も併せて実施します。
おでかけの機会向上へ繋がっているかを確認し、効果があれば他の乗り物とヒトの情報を拡充することで、町田市の皆さまのお役に立てるように推進いたします。

◼ サイトURL : https://machi-mobi.com/

◼ 運営団体:町田みんなのお出かけモビリティネット(まちモビ) ※略称「まちモビ推進チーム」
運営) (株)Reha Labo Japan ケアプロ(株) 町田市交通事業推進課 町田市南第3高齢者支援センター 町田市社会福祉協議会 町田ハンディキャブ友の会 など
協力) 神奈川中央交通株式会社 小田急バス株式会社

 

3.今後について

本実証実験で検証した結果を踏まえ、他の乗り物とヒトの情報を拡充することで、町田市の皆さまのお役に立てるように推進いたします。
また今回町田市で検証するモデルを活用し、将来的には他自治体への展開にも取り組んでまいります。